
いつまでも変わらないハワイの鉄板スポット4選
新型コロナの影響によって観光客が激減し、人気店や老舗店が次々と閉店しているハワイ。
そんな中、コロナに関わりなく変わらない姿と価値を持つ鉄板スポットをご紹介します。
もくじ
イオラニ宮殿/Iolani Palace
ダウンタウンにある「イオラニ宮殿」はアメリカ合衆国で唯一の宮殿です。
ハワイ王国第7代国王のカラカウアによって1882年に建てられ、カラカウア王から王位を継承したリリウオカラニ女王の時代まで王宮としての役割を果たしていました。
ところがリリウオカラニ女王が退位させられ、ハワイがアメリカ合衆国50番目の州になると、イオラニ宮殿は州会議事堂として使用され、かつての宮殿は荒れ果ててしまいます。
1969年になるとようやく宮殿内の修復がはじまり、王族の遺産でもある家具や調度品も探し集められました。
王宮はこうしてかつての輝きを取り戻し、コロナの感染が落ち着いた後も、私たちにハワイ王国の時代と変わらない姿を見せ続けてくれることでしょう。
チケット購入で入場できる地下展示ギャラリーを除けば、イオラニ宮殿の中を見学できるのは「セルフ・オーディオツアー」と「ドーセント・ツアー」の2つの館内ツアーだけ。
「セルフ・オーディオツアー」はヘッドセットから流れるガイダンスを聞きながら、おのおの自分で宮殿内を巡るツアーです。
日本語にも対応していて、ご自分のペースで宮殿を見学したい方にオススメです。
「ドーセント・ツアー」は特別場教育を受けたドーセント(ガイド)が館内を案内してくれるツアーで、日本人ドーセントが案内してくれる日本語のツアーも開催されています。
イオラニ宮殿/Iolani Palace
- 住所:
- 364 S. King St., Honolulu
- 電話番号:
- 808-522-0832
- 営業時間:
- 8:30~16:00
- 定休日:
- 日曜・祝日
ビショップミュージアム/Bishop Museum
1889年にチャールズ・ビショップが妻であるパウアヒ王女を追悼するために開設したハワイ州最大規模の博物館が「ビショップミュージアム」です。
この博物館はパウアヒ王女が設立した「カメハメハ・スクール」の敷地内に建てられており、ハワイやポリネシアを中心に自然や文化、歴史などに関するコレクションが2,500万点以上収蔵されています。
本館をはじめキャッスル記念館やプラネタリウム館、サイエンス・アドベンチャー・センターなど、いくつかある建物はテーマごとに分かれています。
本館は博物館の中心となる3階建ての建物で「カヒリルーム」、「JMロング・ギャラリー」、「ピクチャー・ギャラリー」「パシフィックルーム」がありますが、メインともいえるのが「ハワイアンホール」です。
ハワイアンホールはフロアーごとにテーマが分けられ、ハワイやポリネシアの伝説や神話、ハワイの人々の暮らし、さらにハワイ王族の歴史などを知ることができます。
館内ではスマートフォンを使ったオーディオツアーや日本語ガイドによる無料のツアーも行われています。
ハワイファンなら一度は訪れたいビショップミュージアム。
いずれハワイのコロナ感染についても展示が行われるのではないでしょうか。
ビショップミュージアム/Bishop Museum
- 住所:
- 1525 Bernice St., Honolulu
- 電話番号:
- 808-847-3511
- 営業時間:
- 9:00~17:00
- 定休日:
- 無休
カワイアハオ教会/Kawaiahao Church
1842年に建てられた「カワイアハオ教会」はオアフ島で最も古い教会です。
名前の由来は教会が建設される前にこの場所にあった、王族の娘ハオ王女が毎日のように訪れていたお気に入りの泉から。
教会が完成すると「カワイアハオの泉」は敷地のサウスキングストリート側に復元されました。
最初に建設された「カワイアハオ教会」は藁葺きの小屋で、火災や災害などで4度の被害に遭いました。
現在のカワイアハオ教会はカメハメハ3世の命により建てられたもので、2度と崩れることがないようにと、頑丈なサンゴのブロックを使用し5年の月日をかけて完成しました。
シンボルである時計塔はボストンの有名時計メーカー「HAWARD&DAVIS」によって作られたものでカメハメハ3世から贈られました。
王族との関りが深く、戴冠式や王族の結婚式などが執り行われ、王族の礼拝堂としてロイヤルボックスが設けられている由緒正しい教会です。
礼拝堂には大きなパイプオルガンが置かれており、2階には歴代の王の肖像画も飾られています。
現在も日曜日に礼拝が行われているプロテスタント教会で、礼拝や結婚式が執り行われなければ教会内を自由に見学できます。
カワイアハオ教会/Kawaiahao Church
- 住所:
- 957 Punchbowl St., Honolulu
- 電話番号:
- 808-469-3000
- 営業時間:
- 9:00~16:00
- 定休日:
- 無休
アリイオラニ・ハレとカメハメハ大王像/Aliʻiōlani Hale & King Kamehameha Statue
ホノルル、ダウンタウンで正面にカメカメハ大王像がある建物といえば、ハワイ語で「崇高な王族の家」の名を持つ「アリイオラニ・ハレ」です。
ハワイを舞台にしたテレビドラマ「HAWAII Five-0」の本部といえば解りやすいでしょうか。
最初は新たな宮殿として建築される予定でしたが、カメハメハ5世の「現在ハワイ王国に必要なのは王の家ではなく王国政府の建物だ」という提言により、設計はそのまま、庁舎として建てられました。
残念なことにカメハメハ5世は完成を待つことなく亡くなり、カメハメハ5世から2世代後の、第7代国王カラカウアの時代に完成しました。
完成した「アリイオラニ・ハレ」はハワイ王国の時代には国会議事堂として使われ、アメリカに併合された後は合衆国連邦政府の裁判所となりました。
そして、ハワイがアメリカ50番目の州となった1959年からハワイ州の最高裁判所となり、現在に至っています。
現在、州と国の歴史的建物として登録されているこの建物の一階には、昔の法廷や司法歴史センター、メインギャラリーなどがあり、ハワイの法律の歴史を学べます。
建物の正面に立つカメハメハ大王の像は、イギリスのクック船長による1778年のハワイ発見から100周年を記念して企画され、カラカウア王の戴冠式の日に除幕されたものです。
ダウンタウンの記念撮影スポットとして、多くの観光客が訪れています。
アリイオラニ・ハレ/Aliʻiōlani Hale
- 住所:
- 417 S. King St., Honolulu
- 電話番号:
- 808-539-4999
- 営業時間:
- 8:00~16:00
- 定休日:
- 土曜・日曜
目まぐるしく変化するハワイで、歴史的な名所や博物館は、変わらない場所です。
コロナ感染が落ち着いて再びハワイを訪れたなら、ぜひ足を運んでみませんか。