
ハワイでWi-Fiを利用する際は要注意?!利用できるWi-Fiと注意点
SNSなどへの投稿や、レストランやカフェの検索など、ハワイでもWi-Fiは便利なもの。
そしてWi-Fiには様々な種類があります。
そこで今回は、ハワイで利用できるWi-Fiの種類と利用時の注意点などをまとめてみました。
どこでも使えるWi-FiとそうでないWi-Fi
インターネットを利用するためには端末とインターネットを接続機器で繋げることが必要ですが、この接続機器のことを「ルーター」といいます。
一口にルーターといっても、パソコンなど端末との接続にケーブルを使うものと無線を使うものがあります。
この無線で接続するのが「Wi-Fi」で、繋ぐ役割を担っているのが「Wi-Fiルーター」です。
Wi-Fiルーターには大きく分けると「据え置き型」と「モバイル型」の2種類があります。
据え置き型は、建物内などに設置するタイプのWi-Fiルーターこと。
一方、モバイル型は持ち運びができるルーターで、インターネットとの接続はLTE回線など、携帯電話と同じ回線を使っています。
ハワイではスマホやタブレットなどを使うことが多く、インターネットへの接続はWi-Fiでの接続となります。
さらに、レンタルで持ち運びができる「モバイル型ルーター」か、ホテルやショッピングセンターなどの「据え置き型ルーター」を利用することになります。
鍵の付いたWi-Fi
皆さんがお持ちのスマートフォンやタブレットのWi-Fi設定を見ていただくとわかるかと思いますが、実にたくさんのネットワークが表示されていませんか?
さらによく見てみると、扇形の電波マークに鍵の印が付いたものが並んでいないでしょうか?
これが「鍵の付いたWi-Fi」です。
インターネットに接続できるWi-Fiは電波(ネットワーク)にそれぞれ名前が付けられていて、この名前のことを「SSID」といいます。
そして、この電波マークに鍵のマークが付いたSSID(ネットワーク)には、この電波を利用するための「暗号化キー」、つまりパスワードが設定されています。
この暗号化キーが設定されているとパスワードを知っている人しかWi-Fiに接続することができないため、比較的安全に利用できます。
使用に注意が必要な鍵のないWi-Fi
ハワイでは様々な場所でWi-Fiが利用できますが、そのほとんどが先ほどお話しした暗号化キーが設定されていないフリーWi-Fiです。
フリーWi-Fiは利用時にパスワードを入力する必要がないので気軽に利用してしまいがちですが、そこには危険も含まれています。
2020年2月に公開された映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」では、白石麻衣演じる松田美乃里が喫茶店で見つけたフリーWi-Fiへ接続したことで事件に巻き込まれていきます。
実際にこうしたフリーWi-Fiに接続し、SNSなどへのログインや、クレジットカード情報などの重要情報を入力したため、SNSのIDやパスワード、クレジットカード番号などを盗聴されたり、のぞき見された例もあります。
鍵のないWi-Fiはできるだけ使用を避け、どうしても接続しなければならないときには、スマートフォンなどの端末とサーバーの間での通信が暗号化されるサイト、途中で盗聴されることのない、URLが「https」で始まるサイトだけにアクセスするようにしましょう。
たとえ鍵付きのWi-Fiを利用していても、暗号化キーとなるパスワードを他人に知られてしまっては元も子もありません。
ハワイでレンタルWi-Fiを借りると、機器に暗号化キーが貼り付けられているため、このパスワードを関係ない他の人に知られないよう注意することも必要です。