
あなたは気づいた?~多くの人が知らないカエナポイントトレイルの秘密
もくじ
カエナポイント
皆さんこんにちは。
ナビちゃおハワイのmimiです。
オアフ島の北西に位置するカエナポイント。
そこをトレッキングするコースが「カエナポイントトレイル」です。
西はヨコハマベイから、北はノースショアのモクレイアからアプローチ出来ます。
ヨコハマベイからモクレイアまでの区間は車が通れませんので、カエナポイントに行くには徒歩しか手段がありません。
また西のエリアは治安があまりよくないため、トレイルの出発地点であるヨコハマベイでも車上狙いが多発しています。
トレッキングなさる際には車内に荷物など放置しないようご注意の上、自己責任でお出かけください。
線路が残るトレイル
1899年にサトウキビ輸送のため、ホノルルからカフクまで70マイルの区間を走る鉄道が建設されました。
1946年の津波により多くの線路が破壊されましたが、現在でもその線路の一部を見ることができます。
アプローチの方法で見える景色が違う
西のヨコハマベイからアプローチした場合、右側に崖、左側にはすぐ紺碧の海が広がるコース。
道幅も狭く、所々、波で浸食されて崩れています。
かなり狭いゴツゴツした岩が続く道なのですが、チャレンジャーな車がかなり奥まで侵入しています。
中には運悪く転落した車両がそのまま残されている場所も。
北のモクレイアからのアプローチは広い道ですのでお子さんも安心して歩くことができます。
ただ同じ景色が続くのでちょっと飽きちゃうかも。
途中からすぐ海の近くの道も歩けるので、変化を付けたいかたは色々なコースを歩いてみるのもいいかもしれません。
モクレイア側は釣りをしているローカルの方が多いですが、こちらも車上狙いが発生しているため荷物管理には十分お気を付けください。
モクレイアからアプローチした時だけみられるもの
実はカエナポイントトレイルにはあまり多くの方に知られていないことがあります。
それはモクレイア側からアプローチした時しか見られないものがあるんです。
もちろん、ヨコハマベイからアプローチして、カエナポイントを通り過ぎ、少しだけモクレイア方面に行けば見ることができます。
それが「「leina a ka ‘uhane/レイナ ア カ ウハネ」と呼ばれている大きな岩。
レイナ ア カ ウハネにまつわるハワイの伝説
話しは少し戻って、ヨコハマベイからアプローチする時、ヨコハマベイの少し手前に「カネアナ洞窟」があります。
ここをパワースポットと呼ぶ方もいらっしゃいますが、そんな気持ちで訪れる場所ではないようです。
昔、人間の形に化けたサメが人間を食べるためにこの洞窟に引きずり込んだという話や、カフナがここで儀式を行っていて、今でもこの洞窟内に魂が残っているという話も。
ここで不思議な体験をしたという人も続出しているとか。
また死んだ魂が一度ここに集まり、その後、前述したカエナポイントにある大岩「レイナ ア カ ウハネ」に向かい、その岩から死後の世界に旅立つという伝説もあります。
いずれにせよ面白半分で訪れる場所ではないと思いますので、カネアナ洞窟、またカエナポイントへ行かれる際には大昔のハワイの人々に敬意を払い、お邪魔させていただく気持ちで行くことをお勧めします。
野鳥保護区になっているエリア
カエナポイントは野鳥保護区になっています。
そのため注意が必要なポイントも。
扉はしっかり閉める
野鳥保護区の入り口には柵があり扉を開けて入るようになっています。
野犬や他の動物などが入らないよう扉をしっかり閉めましょう。
モクレイアからのルートには下記のような鍵もあるので忘れずに閉めてください。
余計な土を持ちまない
土には病原菌などが混ざっている場合もあります。
保護区に入る際には設置されているブラシを使って靴裏の土をしっかり落としてから入るようにしましょう。
野鳥やモンクシールに注意
コース上に野鳥の巣がある場合もあるので注意して歩きましょう。
カエナポイントにはモンクシールが昼寝していることも。
むやみに近づくのは違法です。
距離をしっかり保ちましょう。
買いものや食事など楽しみが沢山あるハワイですが、トレッキングで昔のハワイに思いを寄せてみるのもいいかもしれません。